pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

病人の立場から考えると腹が立たない。

家内が日常生活で苦労していることは、
・タンスの引き出しの開け閉め
・ダイニングテーブルの高さが高すぎるので腕が痛くなる
・ダイニングテーブルの椅子が使いにくい
・冷蔵庫のドアの開けること
・玄関の施錠後、鍵穴から鍵を抜くこと
・車のドアが半ドアになりやすいこと
等々。
普通の人であれば、何でもないことだが、
力がなくなったためと腕に振戦があるためと思われる。
更に、効率的な力の入れ方が出来にくいようだ。


本人はかなりイライラしているのが分かる。
私がそのようになった場合を考えると家内の気持ちも分かる。


進行性の病気なので、さらに悪くなるだろう。
家内は未だ受入れることが出来ないため、
怒りの矛先が私に来ることが増えつつある。


今日のお言葉は、
『タンス、テーブル、冷蔵庫、車など、お父さんは私に合うものを用意してくれていない!』
『Tさんのご主人はTさんが困っていることを直ぐ解決してくれるのに、お父さんは何もしてくれない!』
等々、たくさん言われた。


このようなお言葉に、以前はカチンときたが、
今では何を言われても腹が立たなくなった。
なぜなら、
自由が利かなくなったら誰でもこうなるだろうし、
そのように言う理由が分かるから。


家内は元々、口うるさい方なので、
これからもっと愚痴を聞くことになるだろうが、
介護する側の心構えは出来ている、と思う。