pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

戦友と思うと腹も立たなくなった

家内は元々暑さに弱いせいか、
運動機能が日増しにダウンしてきている。

そして、独り言も多い。
幻覚が見えるようだが、私にも見えていると思っているようだ。
認知機能もダウンしてきている。


例えば、私が留守で、家内が固まってしまって動けなくなった時、
家内はこう言う。
「家の中に人がいるのに、私が困っていても誰も助けてくれないの。」
「お父さんを呼んでも返事もしてくれなかったわね?」
私が近くにいても無視していたと思っているようだ。


そして、私が口を酸っぱくして言っている「お水を飲んで!」が重荷になっていて、嫌気がさしているようだ。
しまいには、
「お父さんのせいでPDになってしまった!」
「何でこんな人と結婚してしまったのだろう?」と。

しかし、何かをする度に「お父さん!」と呼んでくる。


また、筋固縮で起きるときに手助けをする度に痛みが走り、
「何でそのように乱暴に扱うの?」
「まるで地獄だわ! 恐ろしいわ!」
と口にする。
当初、ショックを受け、かなり家内に言い聞かせてきたが、
聞く耳を持たない。


このようなことが毎日のようにあると、家内の苦しみや情けない気持ちが分かるだけに腹も立たなくなった。


自立した生活が困難になり、いずれ車椅子生活になると、
苦しみや辛さはさらにひどくなるだろう。


もう、PDと闘う我々夫婦は戦友だ。
家内を奮い立たせるように仕向ける。
そして、共倒れにならないように頑張ろう!


家内のこの辛い生活の中で、家内の楽しみは何だろう?
意外と単純なものかもしれない。
出来るだけ否定しないようにしよう!