pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

20180730 「100%成功するなら受けたいけど・・・、人のことだと思って簡単に決めないでね!」

世界初のパーキンソン病でのiPS細胞を利用した治験が始まる!


高橋淳・京都大教授(CiRA臨床応用研究部門)のチームの治験が始まることが明らかになった。


人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経のもとになる細胞を作り、パーキンソン病患者に移植する治療法で、対象となる患者数人を募集し、京大病院で医師主導治験を開始する方針とのこと。


早速、昨年9月に問い合わせた京大病院・治験管理部に問い合わせメールを配信した。
昨年の問い合わせ時、現在の症状よりも重い副作用が出るようでは意味が無いので慎重に安全確認をしているとのことだった。


ニュースによると、
拒絶反応が起こりにくい他人のiPS細胞から作った神経細胞を脳内に移植し、神経を補うらしい。
チームは既に、患者や健康な人のiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病のサルに移植し、最長2年間観察した結果、症状が改善し、がん化する可能性のある腫瘍ができなかったことを確認しているとのこと。
昨年の9月に問い合わせたときも、副作用の調査に重点をおいているとのことだった。


神経細胞が極めて複雑なネットワークを作る脳への移植が行われるだけに、慎重な安全確認が必須となり、医師主導治験で、現場の医師が主体となって安全性や有効性を確かめるとのこと。


ただ、移植した細胞に異常が見られて除去せざるを得ない場合、患者の身体的な負担は大きい。
移植に使う細胞の安全確認は最高のレベルで行う必要がある。
また移植後にも、意図しない手足の動きが出ないかなど、長期にわたるチェックが欠かせない。
以上のような内容だ。


家内に話したら、
「100%成功するなら受けたいけど・・・、人のことだと思って簡単に決めないでね!」
と、釘を刺された。