20180818 PD用薬の作用機序と副作用のまとめ / もっといい薬はないものだろうか?と思う
今現在の服薬は、
オフ時のある程度の苦しみを横になって休んだりしながら凌ぐように!
という主治医の指示に従い、
半年が経った。
素人考えで薬の服用タイミングを変えることはよくないが、
付き添っていると変えたくなる時がある。
もっといい薬はないものだろうか?と思う。
今一度、作用機序と副作用をまとめておこう。
Ⅰ.イーシードパール
1)イーシードパールは脳内のドーパミンを増やすため、
レボドバとベンセラジドが配合
2)脳内のドーパミンを増やす際に
体内にあるレボドバというドーパミンの前段階の物質が重要
3)レボドバは脳内に移動し、
脳内のレボドバ脱炭酸酵素の作用で分解されドーパミンが作られる
4)体内にもレボドバ脱炭酸酵素が存在するため、
殆どのレボドバが体内でドーパミンに分解され、
脳内に到達することができなくなる
⇒PDの治療薬としてレボドバを服用しても
脳に到達するレボドバは僅か1%で残りは体内で分解
5)ベンセラジドは体内のレボドバ脱炭酸酵素阻害薬として
体内のレボドバからドーパミンへの分解を阻害
6)副作用として嘔気や嘔吐が初期にあったが
不随意運動はなかった
Ⅱ.エンタカポン(コムタン)
1)コムタンは体内のCOMT阻害薬として作用
2)体内にレボドバ脱炭酸酵素やCOMTが存在するため、
殆どのレボドバは
体内でドーパミンや3-OMDに分解され脳内に到達できなくなる
3)副作用としてジスキネジアや便秘、幻覚等があるが、
現時点では特に感じられない(便秘は以前からあり)
したがって、
イーシードパールとコムタンを一緒に服用することで、
脳内のレボドバを増やし、
その結果、脳内のドーパミンを増やすことになる
Ⅲ.ロピニロール:
1)ドーパミンのような神経伝達物質の代わりに
ドーパミン受容体に作用する物質ドーパミンアゴニストの一つで、
ドーパミンアゴニストとしてドーパミン受容体(D2受容体)を
刺激することで身体機能や運動機能を改善
2)ウェアリングオフ時間の短縮効果あり
3)同じ用途で使用される薬にミラペックスLA錠あり
(幻視の副作用により2年半で中止)
4)副作用として突発的睡眠や傾眠あり
(家内には若干の幻視もあるが酷くはない)
Ⅳ.ノウリアスト錠
1)脳内でドーパミン等の神経伝達物質が
身体機能や運動機能を伝える物質として
互いに助け合いながら存在
2)ドーパミンとアデノシンのバランスが崩れ、
見かけ上アデノシンが多くなるため身体障害や運動障害あり
3)ノウリアストは
アデノシンA2A受容体拮抗薬⇒脳内のアデノシンを減らし、
パーキンソン症状を改善
4)アデノシンがアデノシン受容体に結合
⇒ドーパミンとアデノシンのバランスを均一化
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