20231206wed(‘221204sun/入) 作家:佐藤愛子さんの舌鋒 まだまだ健在^^
<20231206 讀賣新聞 朝刊より抜粋>
お母さん、佐藤愛子さんの舌鋒はまだまだ健在だよ^^
このように行こうぜ^^
『100歳の感慨なんてありませんよ。歳は勝手に取るわけで、私の知ったことじゃない。朝に太陽が昇り、夜に月が出るのを論じてもしょうがないでしょ』
『人間の面白さに胸を打たれ、深く記憶しちゃうんです。ずっと忘れないでいると、それが長じて書きたいという気持ちになり、書けば、人が喜んでくれる』
『本当の私は弱いんだと思います』。悲劇や困難に出会うたび
『それを真剣に憎んだりせず、ちょっとずらして滑稽なものにして面白がり、やり過ごしてきた』しかし、それでも
『人間が好き』
『人は一色ではなく、いろいろな要素が混じっている。いいも悪いもない。ほっとけない感じがするでしょ』
作家仲間の川上宗薫、遠藤周作、北杜夫らを見送って
『私は無駄に長生きしているということですよ。人間には、死に頃というものがあるんじゃないかなあ』
『でも、私、うかうか通り過ぎてしまって。ハハハ』
『この頃、私が死んだ後のこの部屋の様子が目に浮かぶんです。テレビや椅子、花はあるのに人がおらず、とても寂しいんです。私がいないからじゃなく、いつも誰かがいた場所に、来る日も来る日も人がいない。その情景が寂しい』
愛すべき人間という存在の痕跡が消えてしまう---
『死っていうのは、そういうものなんですね』
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