pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

20231206wed(‘221204sun/入) 作家:佐藤愛子さんの舌鋒 まだまだ健在^^

<20231206 讀賣新聞 朝刊より抜粋>
お母さん、佐藤愛子さんの舌鋒はまだまだ健在だよ^^
このように行こうぜ^^


100歳の感慨なんてありませんよ。歳は勝手に取るわけで、私の知ったことじゃない。朝に太陽が昇り、夜に月が出るのを論じてもしょうがないでしょ


人間の面白さに胸を打たれ、深く記憶しちゃうんです。ずっと忘れないでいると、それが長じて書きたいという気持ちになり、書けば、人が喜んでくれる


本当の私は弱いんだと思います』。悲劇や困難に出会うたび
それを真剣に憎んだりせず、ちょっとずらして滑稽なものにして面白がり、やり過ごしてきた』しかし、それでも
人間が好き
人は一色ではなく、いろいろな要素が混じっている。いいも悪いもない。ほっとけない感じがするでしょ


作家仲間の川上宗薫、遠藤周作、北杜夫らを見送って
私は無駄に長生きしているということですよ。人間には、死に頃というものがあるんじゃないかなあ
でも、私、うかうか通り過ぎてしまって。ハハハ


この頃、私が死んだ後のこの部屋の様子が目に浮かぶんです。テレビや椅子、花はあるのに人がおらず、とても寂しいんです。私がいないからじゃなく、いつも誰かがいた場所に、来る日も来る日も人がいない。その情景が寂しい
愛すべき人間という存在の痕跡が消えてしまう---
死っていうのは、そういうものなんですね