pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

20190304  壊れてきていると感じる瞬間

10数年前、前の職場の元同僚が
「あんなにしっかりしていた母の壊れていく姿を見るのが辛い!」
と言っていたのを思い出した。
その時は、頭では分かっていたつもりだったが、
今現在、家内の日々の介護で、
当たり前のことが当たり前でなくなって来つつある、
即ち、壊れていく姿を目の当たりにし、
元同僚の辛さが分かったような感じだ。
これは経験してみないと分からないと思う。


家内が元気な頃は、
小言を言われることが多かったが、
今は私の方から注意信号を放っている。
言わないようにしているつもりだが、
やはり、咄嗟のことだと出てしまう。


家内自身も、今まで出来ていたことが出来にくくなり、
悔しい思いをしていることが分かる。
泣き顔が多くなって来た。



【最近の異常行動】


●爪を切る時、
 今まで新聞紙などを広げてしていたが、
 昨晩クッションの上で切っていたので、
 「新聞紙の上でした方がいいね。」と言った瞬間、
 ハッと気がついたようで、
 「それ位、知ってるわよ!
  これでやった方がいいかもしれないわよ!
  口を出さないで!」
 と、そのまま続けていた。


●ワインやポタージュスープなどの飲み物の中に、
 ティッシュペーパーを入れることが多くなった。
 本人は、飲み終わったと思って、
 器を拭くつもりのようだ。
 この時も、私が思わず、
 「あっ!」と言ったことがあったが、
 私の注意に敏感になっているため、
 「これでいいの!」と強く反発。


●冷蔵庫のドアの開けっ放しが多くなった。
 注意すると、これは素直に閉めてくれる。


●浴室の蛇口からのお湯やシャワーの出しっ放しが多くなった。
 レバー式なのだが、止め方に戸惑うようだ。


●何かの片付けを始めると、途中で他の片付けに移り、
 次から次へと移るため、散らかり放題になってしまう。
 これが、家内が一人でいる時間が長くなると拡大する。


●最近の幻視は、
 私の入浴時、若い女の人と一緒に入っている!と言うことがある。
 その理由を聞いている内に、現実に戻る。


今後1年はどのようになって行くのだろうか?
覚悟は出来ているつもりだが・・・。