pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

精神的な作用も大きい

家内は、
パーキンソン病の一症状でもあるすくみ足や、
体を動かしにくい ということが、
家の中では顕著ですが、
外では、割と動きます。


今日、家内が長年の大親友とショッピングに行きました。
家から駅まではバスで5分弱ですが、
家内の歩きでは約20分かかります。
バスが行ってしまった後だった ということで、
歩いたとのこと。


親友とは駅11時に待ち合わせ、そこから電車に乗って
夕方までショッピングを楽しんだようです。


私と一緒の場合は、これだけ歩けば疲れてしまい、
夕方までショッピングを楽しむ ことはほぼ不可能です。


しかし、この親友とは気が合い、
疲れを忘れてしまうようです。
また、電話も週に1回は2時間近くも喋っています。


家内に聞くと、
外では無様な格好はしたくない ということで
頑張っているとのことですが、
この親友とは 何かをしようという 活気が湧いて来るようなのです。


この病気は、何かのリズムを利用すれば動き易くなるようです。


下記の動画は、パーキンソン病の人が、
平らな所ではあまり歩けないが、
階段では普通に歩ける例も紹介されています。

介護される側 と 介護する側 について思うこと

今まで、
介護という言葉は まだまだ先のこと と思っていましたが、
今はいろいろと準備をしています。


私も必ず、いつかは 介護される側 になります。


そうすると、介護の世話は誰にしてもらいたいか、
ということになりますが、
理想は、元気な連れ合いですね。


ですから、家内は幸せ者 と思います。(そう思いたい)。


やはり、
夫婦喧嘩もいっぱいし、
いい点も悪い点も知り尽くした夫婦愛で、
本音を言い合える連れ合いに面倒を見てもらえれば、
精神的にすごく楽だと思います。


介護する側も、
知り尽くした夫婦愛で連れ合いの面倒を見るのが
当たり前 と思うようになると思います。
それは人間ですから、嫌になることもあるでしょうが、
見捨てるわけにはいかない と思うはずです。


長い目で見れば、離婚は人生最大の損失ですね。


  介護、夫婦一心同体、だが寝不足に!

家内との阿吽の呼吸

家内からの呼び出し と 私の応答は、以下で通じます。
声の調子で分るんです。
顔の表情を見れば さらに完璧です。

  家内:『お父さん↗』
  私 :『はい↗』


  家内:『お父さん→』
  私 :『はい→』


  家内:『お父さん↘』
  私 :『はい↘』


  家内:『お父さ~ん』
  私 :『は~い』


夜中に、トイレに付いてきて欲しい時の会話は、どれだと思いますか?



家内が元気な頃は、


    亭主 元気で 留守がいい


今は、
    亭主 元気で 妻介護



自虐的ですが、
 これが当たり前になって行くのかなぁ・・・

私には見えない 家内の幻覚の世界は どうなっている?

ミラペックスの副作用だけでなく、
レビー小体認知症も疑っていますが、
それとも、
異次元の世界が見えているのでしょうか?


家内の訴えを聞いて確認しに行くと、
幻覚が消えているのです。


家内一人の時は、
どうやら家の中で子供や大人が現れて
賑やかにしているようなのです。


家内が夜中にトイレに行ったとき、
『電気が点いているよ!』と言うと、
『次の人が入ったので点けたままにしたのよ!』と。


私が一緒に確認しに行くと、
誰もいない。
家内は『おかしいわ!』と真顔で言います。


また、最近、
テーブルにお菓子やみかんがを入れた器があり、
『これは?』と聞くと、
『小さな子供がお腹を空かしているようだから、・・・』と。


幸い、危害を加えるような幻覚が現れていないので、
家内の気持ちを楽にするためにも、
否定せずに、
家にお客様がいる 位の軽い気持ちで、
接してあげた方がよさそうです。


山中先生、大隅先生のノーベル賞受賞で
多くの研究者にトリガーがかかり、
さらに研究が加速して、
パーキンソン病は もう過去の話! にして欲しいものですね。

ハツラツとした皆さんの平均年齢、なんと 85歳!!

本日、
  保健所でパーキンソン病の難病申請、
  市役所で介護保険の申請
を行いました。


身寄りのない(いても頼れない)高齢者が一人の場合は、
このような申請は支援がないと出来ませんね。


少子高齢化で、かつ核家族化が進んだ世の中では、
このような人が増えてくるのでしょうか?


今回の申請の書類の準備や窓口申請で、
このようなことを感じてしまいました。


これらの申請後、少し時間がありましたので、
家内の友達から紹介されたリハビリ施設を見学しました。


多くのパーキンソン病の方が通っており、
改善している方も多いとの評判。


訪問時、
15人位の人がいて、リハビリなどを行っていましたが、
話し声や動きなどから、
皆さん70代前半位かな と思っていました。


最後のメニューの太極拳が終わった後、
皆さんがハツラツとしていて、
学生時代のクラブ活動が終わったような賑やかな感じで帰られました。


スタッフの方から、
本日の人の平均年齢は 85歳
と聞き、非常にびっくりしました。


今まで、リハビリと言っても、せいぜい現状維持かな 位にしか
思っていませんでしたが、
期待を持てそうです。