pdmk0830のブログ

妻のパーキンソン病との闘いと、その介護の日々の生活の記録

えっ! へそくり!

家内が、早朝、タンスの近くに人を感じたらしく、
その人がタンスを開けようとしていた!とのこと。


頭では幻覚だとは分っているつもりでも、
はっきりと見えたらしく、
『お父さん、怒らないで聞いてくれる?』


最近、力の衰えが目立ち、
今まで何の不自由もなかったタンスの引き出しを
開けるのにも苦労している。


『そこのタンスの引き出しにお金があるので、
 銀行の貸金庫に預けてきてくれる?』と。


見たら、・・・ いっ、いつの間に・・・
家内曰く、
『友達は皆やっており、女の人は皆そうよ!』とのこと。
どうやら、まだ他にもあるらしい。


確かに、財布のヒモは家内が握っており、
家内から毎月の小遣いをもらっているので、
残りは家内のコントロール下。


幻覚以外の認知症的な行動は見当たらないので、
幻覚は薬(ミラベックス)が原因と思いたいが、
パーキンソン病だけではなく、
レビー小体認知症も疑ってはいる。


が、脳のMRIやCTの検査では、脳の萎縮などもなく、
特に異常なし と言われている。


ここんところ、家内にビックリさせられっぱなしである。
日記に書き切れない位である。


何とか、笑い話にしたい。
そうしないと、心が沈むだけである。

あれー! 失敗しちゃったの?

昨晩、一通りの家事や雑用を終えて入浴。
さあ!寝よう!
と、家内の様子を見ると、
家内がトイレで拭き掃除中。

『あれー! 失敗しちゃったの?』

座り位置調整中に見切り発車した模様。
どうも、二階のトイレは便座の位置が良くないとのこと。


私が仕上げの清掃をし、
やっと、就寝。


若干、スリッパにも小雨がかかったので、
今日、トイレ用のスリッパの更新と共に、
リビング用のスリッパも更新。


支払いの段で、
スリッパにしては若干高いようだけど、
まぁ、いいか!
と、家に帰ってレシートを見たら、
トイレ用が@1,500円、
リビング用が@900円。


家内談、
『これから、大事に使いま~す。』


私は、出来るだけ笑い話にしようとするが、
家内は、内心は情けない気持ちでいっぱいのようだ。


夫婦でこのような状態になったら・・・
いやいや、そんなことを考えても仕方ない!
その時はその時!
神様にお任せ!

家内の介護を介して、終活を!

誰しも加齢と共にドパミンが減少
  ⇒ 誰しもいずれはパーキンソン病と同じような症状に!


ピンピンコロリでなければ、介護を受ける身になる


一人娘は嫁いで大阪へ、
家内の介護を全てやる覚悟でも、
私自身の介護も想定して、娘への負荷を最小限にする方策を!


我が家は跡継ぎがいないので、墓を持たずに散骨
  ⇒ 浅草寺の五重塔へ位牌を預けて位牌供養
家の中の断捨離
  ⇒ 私の宝物は家内から見るとガラクタ(らしい?)
  ⇒ 逆に見て、家内のものは宝石類以外はガラクタ(笑)
財産関係の整理 ⇒ 出来るだけ娘が困らないように
もしもの場合の諸手続のリストアップ


難問は、
  家内の介護のみならず、
    私自身も介護が必要になった場合の方策?
      老人ホームも自由にならない少子高齢化社会!


答えは、
  娘に頼らずに可能な限りベストを尽くし、
    後は神様にお任せする覚悟を持つ!


    家内の介護を介して介護の現状を知り
      ⇒ 最大限の活用策を知る
そして、
  人生の幕の閉じ方は、
    どんな形になろうと問わない
      ただし、人間としての尊厳は保ちたいなぁ
                 (難しいかな?)


等などが頭に浮かぶ。


以上の避けて通れないアクションアイテムを固め、
私の今の健康を維持しながら、
 さあ!
   家内との人生を精一杯楽しもう!
   これからの人生を楽しむロードマップを作ろう!

大ショック! しかし家内の優しさを実感

ブログ日誌に、家内の幻覚について書き留めてきたが、
家内にとっては、これ程までにリアルとは・・・


本日、会社の帰り、イオンで偶然、買い物帰りの家内と会った。
家内が荷物を持っていたので、タクシーで帰宅。


私が玄関ドアの鍵を開けようとしたら、
鍵が掛かっていなかった。


私 :『鍵を掛け忘れたね?』
家内:『いや、掛けなかったのよ!』
私 :『えっ! 何故? 
    いつもあんなに戸締まりを気にしていたのに!』
家内:『だって、子供が家の中にいるのに、
    中に閉じ込めるわけにはいかないわ!』
私 :『それは幻覚で、子供なんているわけないよ!
    お母さんは目が悪いので、幻覚を見やすいんだよ!』
家内:『頭では分かっているんだけど、
    だって、余所の子だけどハッキリ見えたのよ!』
   『もし、本当だったら、かわいそうでしょ!』
私 :『えっ! 幻覚なのに、もし空き巣にでも入られたら・・・』
家内:『子供の方が大切よ!』
私 :『・・・』


私は、何も言えなくなった。
すごくショックだった。
家内の幻覚は、かなりリアルだということと、
変だが、家内の優しさを実感することとなった。


私と一緒の時は幻覚は見えないようだし、
やはり、一人で不安感があると見えるのだろうか?


これも、あまり深刻に考えずに、
冗談っぽく誘導し、
家内の不安を和らげるようにしよう!


家内はよく声を出して笑う方なので、
綾小路きみまろさんライブでも聞きに行こうかな?


全盲の夫婦、しかもパーキンソン病の奥様を介護

今朝、某ラジオで投書の紹介があった。


ご夫婦二人とも全盲で、
奥様がパーキンソン病になり介護しているとのお話で、
最近、介護レベルをあげてもらい、
旦那様も希望を持って介護されているようです。


投書の内容を聞き、そして投書をする心のゆとりをお持ちで、
偉いな と思いました。


どんな状態になっても、
人間としての尊厳を保ちながら暮らして行きたいものです。


家内との二人三脚の生活日誌をつけて行こうと、
このブログを始めて約2ヶ月弱になりますが、
同じような環境にいらっしゃる方々のブログや、
他のジャンルの方々の様子にも触れることができ、
いい経験になっています。


そして、家内の症状の経緯や家内への対応の反省なども
残して行こうと思います。